新型コロナによる影響:アマチュア野球の今後
新型コロナウィルスによってアマチュア野球は大きな影響を受けることとなりました。その最たるものと言えば甲子園の中止であり、アマチュア野球の最大のイベントが新型コロナウイルスによってなくなってしまったのです。高校球児のみならず、全国の高校野球ファンの楽しみが失われてしまい、アマチュア野球にとっては大打撃となってしまいました。甲子園はアマチュア野球の一イベントではありますが、その影響力というのは極めて大きなものがあり、アマチュア球界全体に派生するものがあります。
まず、野球というスポーツが団体競技であり、最低でも18人の選手が集うことになるので、それだけで感染のリスクが高まってしまいます。野球というスポーツ自体の見直しが迫られている中で、甲子園が中止となれば、それ以外の場所でも甲子園の中止に追従する流れができるのはおかしな話ではありません。見方を変えれば大きなイベントだから中止になったのであり、小規模であればそこまで問題ないと見ることもできますが、やはり甲子園が中止になっているのに他の野球のイベントは開催されるという流れにはなりません。結果的にはアマチュア球界全体に、自粛ムードになってしまうということになります。
プロ野球とは違って必ずしも勝利を追求して試合をするわけではないものの、目標となる大会やイベントがなくなってしまえば、盛り上がりに欠けてしまうものです。しかし、日本においてもっとも人気のあるスポーツであることから、このままいつまでも自粛を続けて行くということは考えづらいものもあり、試行錯誤をしながら少しでも安全に野球を楽しむことができるように、各方面で動きを見せているのもまた事実です。
野球の良いところは屋外で行えば、密閉空間にはならないという点にあります。また、コンタクトスポーツでもないので、選手間で距離を取るのはそれほど難しいものではなく、この辺も他のスポーツと比較をすると感染のリスクは少ないと言えるでしょう。観客を集めて大会やイベントを開くというのは難しくても、選手たちがプレーをする分には、いくらでも新型コロナウイルスの感染リスクを抑えながら行うことができるので、これからのアマチュア球界はこの点をうまく調整していきながら、野球の火を絶やさないようにしていくことが考えられます。野球はなくてはならないものではないだけに、新型コロナウイルスの影響も大きなものとなっていますが、野球が好きな人達がいる限りは決してなくなることはないでしょう。
|